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❝家に来るな❞コロナ渦中で深刻化する孤独死

「コロナが怖いから、家に来るな」

「感染が怖いから帰ってこないで!」

いつもだったら夏のお盆は各地で地元への帰省ラッシュがみられます。

ですが、このコロナ渦中で帰省をやむを得ず中止した方も多いのではないでしょうか?

そんなコロナ渦中の裏では、孤独死で亡くなった方が長期間にわたり気付いてもらえず発見が遅れてしまう事態が起こっています。

新型コロナウイルスの影響が長引くなか、誰にもみとられずに亡くなる孤独死の深刻化が危惧されているのです。

統計がある大阪市内では、昨年1年間で約1300人にのぼり、前年から約1割増えたと言われています。

感染対策で、人との交流が減ったり、民生委員らの見守り活動が難しくなっていて、専門家は行政が安否確認に積極的に関与する必要性を指摘しています。

 

 

 

 

●見守り活動の中止

各地の民生委員や社会福祉協議会はお年寄りの見守りに力を入れてきましたが、感染が拡大して以降は活動に大きな制約を受けています。

全国民生委員児童委員連合会の調査によると、全国約6200地区で昨年3~8月に約2割もの地区が戸別訪問を中止したとされています。

各自治体や民生委員によって約7割以上の地区が戸別訪問する先を絞っています。

交流サロンなどの集いをしていた約3300地区の約半数が集まり自体を中止しています。

ある地区ではコロナウイルスが蔓延し始めた昨年4月からサロンを中止しており、地区の民生委員は、まめに電話しているがじっくり話をする機会が減った、対面の方が表情が見られて良いに決まっていると危機感を募らせています。

ある地区の社協職員の訪問はコロナ禍で2020年2月から中止され、電話は2020年3月上旬を最後につながらなくなっていた。

電話は詐欺を警戒して出ない人が多く、都道府県などと連携して確認を徹底するよう改めていくべきではないだろうかと言う意見もあります。

コロナ禍のこの状況は、近所の交流や親族・友人らと交流があったお年寄りたちをも孤独に追い込んでいると言っても過言ではないように思います。

行政が高齢世帯を全て訪問をするなどして独居で孤立している人を把握し、支援につなげる方策を検討しなければいけないと思います。

ですが、取りやめたり、活動場所を厳選しながらの見守りとのはざまで、実際に孤独死は起き、発見数も発見するまでの時間も確実に増えています。

 

 

孤独死に関する法律上の定義や国の統計はないため、大阪府監察医事務所は死後4日以上発見されなかったケースを孤独死として独自に集計しています。

2020年は大阪市内(人口約275万人)で1314人もの人が看取られることなく亡くなっています。

2019年から143人増え、18年の1240人を上回って集計を始めた17年以降で最多だった。

 

 

●連絡を取る頻度

WHOの報告によると、コロナ感染症の潜伏期間は平均すると約5日といわれています。

そして重篤化する患者さんの場合、通常の風邪と同程度の症状が出てから約5日~7日で症状が急速に悪化し、肺炎に至ります。

つまりコロナの初期症状を認めてから約1週間程度で肺炎に至る恐れがあるのです。
その一方で、子どもと別居する高齢者のうち約4割の人が、子どもと会ったり連絡を取ったりする頻度は月に1・2度以下であることが内閣府の調査で報告されています。
日本の高齢者には孤独な傾向があると言われていますが、同様のことがご親族との連絡頻度からも読み取ることが出来ます。

別居の家族との連絡頻度を増やすことは小さな変化ですが、こうした変化によって防げる孤独死があるかもしれません。

1週間に一度の連絡だけで救える命がたくさんあるので、習慣化してみても良いかもしれません。

 

 

●まとめ

緊急事態宣言を受けたイベントの中止、地域コミュニティにおける活動の停止など間接的な原因は様々で数多くあります。

その中で、結局のところ高齢者の孤独死を増加させているのは高齢者と社会の接点の喪失が要因の一つとして大多数を占めていると感じています。

新型コロナウイルス感染症の流行を受けて連絡頻度や交流の少なさと言う問題が浮き彫りになっていますが、孤独死の根本的な原因は従来から変わっていないのかもしれません。
また、国会でもコロナ禍の孤独問題に言及する一幕があり、現代における孤独はひとつの社会問題を形成しています。

高齢者ばかりが問題視されることが多いですが、私たち一人ひとりにも孤立や孤独死などの危険性が高まり決して他人事ではありません。
数々の孤独死の現場を見てきた私たちは今、小さな思いやりや声掛け、電話などの積み重ねが、人の命を守ることに繋がるのではないかと日々の現場を通して感じています。

コロナ渦中の触れ合うことが難しい現状において、大切な人の命を守るため、看取ることが出来るように何ができるのかを改めて考え実行していくことが大切なのかもしれません。
このご時世、コロナ渦中ではなくてもいつ誰が孤独死問題の当事者になるかわかりません。

そうならない為に、そうしない為に、今から私たちにできる事は考えた分だけたくさんあるはずです。

今回は孤独・孤立の問題について考えてきました。

最近では、孤独死は高齢世代のみならず、若い世代にも多くみられるようになっています。

コロナ禍や貧困、自然災害などに直面する中で、孤独死・自殺を減らしていくにはどうすればよいのか、社会全体で考えていく必要があるでしょう。

もし万が一、大切な人の身に何かが起こってしまった場合は私たち株式会社ファーストクリーニングにご相談ください。

 

 

 

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