増える孤独死の現状。そしてこれからの未来は!?
都心部のみならず全国的に孤独死を迎えられる方が増え続けています。
弊社でも特殊清掃及び遺品整理の依頼が年々と増加傾向にあります。
今回は現在の日本における孤独死の件数から今後の社会問題に焦点を当ててご紹介させていただきます。
●孤独死は全国で年間で2万6821人にのぼると言われる
2011年発表のニッセイ基礎研究所による資料では、
孤独死が全国で年間で2万6821人にのぼったということです。
孤独死に詳しい日本福祉大の斉藤雅茂准教授(社会福祉学)はこのように指摘しています。
「高齢者の孤独死は、生前に身の回りの衛生管理や他人との交流が欠落している場合が多く、尊厳が保たれた最期とは言えない」
47都道府県に朝日新聞が調査したところ、調査を実施しているのは北海道と鹿児島県のみという状況でした。
全国的には、明確な統計データが存在しないのが実情のようです。
「孤独死」というものに明確な定義がないことが主な理由のようです。
●東京都監察医務院の統計データ
先にご紹介したニッセイ基礎研究所の資料は2011年のものです。
最近の動向を知る上で役立つ統計がないかどうか探しました。
すると、東京都福祉保健局の東京都監察医務院での統計を見つけることができました。
東京都監察医務院とは、東京都文京区にある東京23区内で発生した全ての不自然な死を迎えたご遺体を法律に沿って行政解剖を行うところです。
監察医については、内容は少し異なりますが、ドラマ『アンナチュラル』などでも取り上げられ話題となりました。
●過去15年間で男性の孤独死は2.7倍に
現在の報告によると東京都内で単身で亡くなる65歳以上の高齢者は、
過去15年で約2倍、その比率は女性が1.8倍、男性については2.7倍と驚くべき数となっています。
孤独死は男性の方が比較的多いことは、日々の業務から感じていましたが、
東京都内でこれだけの方が一人亡くなっているという事実は、驚愕に値します。
●2019年8月公表の平成30年の孤独死者数
今回のデータでは、東京23区内の自宅住居で亡くなった単身世帯の65歳以上の男女は、
03年以降過去最高となり、総数が5,953人で、男女共過去最高となりました。
ここ数年では男性の増加割合が上昇しており、東京23区で深刻な孤独死の実態が分かります。
●金銭が貧困なわけではなく関係が貧困であるために、孤独死に繋がる
「関係の貧困」の状態にある高齢者は、時代とともに増えていっています。
家族の絆が乏しい未婚の高齢者は、2000年では58万人だったが、2015年では155万人になり、
2040年には255万人に達すると予測されています。
自宅の隣にどのような方が住んでいらっしゃるかを全く知らなくてもインターネットで物が買える便利な時代ではあります。
しかし、こうした便利さ孤独死の増加に拍車をかけている可能性もあります。
以上の内容から想像できる通り、このような問題は東京以上に地方ではさらに深刻な問題になっています。
ファーストクリーニングでは、地元密着として東海地方の遺品整理の業務および特殊清掃案件を徹底対応しております。
また、この業務を通じて少しでも「孤独死」という本当に寂しい最期を迎えられる方が少なくなるよう様々情報を発信していきます。
遺品整理というのは非常に繊細な作業となります。ご遺品はただの廃棄物ではありません。
故人様が自分で気に入って購入したものだからこそ家においてあるのです。
少しでもご遺族様のお気持ち、意向に沿って作業を行わせていただきます。
また残されたご家族の方にもお別れの一つのきっかけとなる遺品整理を提供します。
故人とのお別れは悲しいものです。
しかしそんなお別れの苦痛が少しでも少なくなるように、遺品整理を通してご家族のことを考える時間を作ってみてください。
株式会社ファーストクリーニング -安心して暮らせる世の中のお手伝い-
新型コロナウイルス消毒作業対応エリアは(関東地域・関西地域・東海地域)です。
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