死臭とはどんな臭い?その消臭方法とは?!
現在の日本社会では、高齢者の孤独死が問題となっています。
誰にも気づかれないまま亡くなるため、遺体の発見に数日かかることが多く、
発見されたときには遺体の腐敗がかなり進行しているというケースは珍しくはありません。
遺体が放置されると、当然ながら腐敗が進行していきます。
この腐敗によって発生する腐敗臭が死臭なのですが、これが非常に強烈な臭いです。
中には、隣・近所の部屋から死臭が漂ってくることで孤独死に気づくことも多いように感じています。
死臭について、臭いや発生時期などから及ぼす影響、リフォームについてお話します。
死臭はどんな臭い?
実際に死臭を嗅いだ方はそれほど多くはないでしょう。
死臭がどんな臭いなのか、それを一言で説明するのは難しいとされています。
生前の状態や死亡した場所、性別などによって違いが出てくるのですが、
屋内で腐敗した遺体はくさややチーズ、生ゴミが腐った臭いに近い死臭を放つといわれています。
言葉にしてみるとたいしたことがないように見えますが、人間の腐乱死体はチーズや生ゴミよりはるかに大きいです。
そのため、実際には尋常ではないほどの臭いを放っており、ガスマスクを着用し、
少しでも臭いを抑えるようにしなければ立っていられないほどだと表現されています。
いつから発生するの?
人間に限らず、動物の体内には細菌が潜んでいます。
生きている間は免疫作用によって細菌が多量に増殖することはありませんが、
死亡して免疫作用がなくなると細菌は一気に増殖します。
この細菌が遺体を分解することで肉体が腐敗し、この過程で死臭が発生したり体液が流れたりするのです。
基本的に、夏場であれば2~3日、冬場でも5~7日程度で遺体から死臭が出てくるとされています。
亡くなった人の体質や部屋の環境によって腐敗の速度はさまざまでたとえ冬場でも、
暖房が機能した部屋で孤独死した遺体は早く腐敗していきます。
●死臭がもたらす悪影響
隣の部屋にまで臭いが移る
死臭は強烈なうえに臭いが移りやすいため、隣の部屋にまで臭いが移ってしまうことがあります。
臭いが漂ってきたために、近隣住民が苦情を出すことで気が付くケースもありますが、
近くで人が亡くなっていたということは精神的にも大きな負担となる場合があります。
死臭が漂うほど長く遺体が放置されていたと知れれば、トラブルになることも考えられる事態です。
その為、死臭を放っている遺体を発見した場合、臭いを逃がそうとして換気のために窓を開けてはいけません。
すべての窓やドアを閉め、臭いが外気に漏れないようにしてください。
換気で死臭を外へ逃がしてしまうと、近隣の洗濯物に強烈な臭いがこびりつくこともありますので、周囲への配慮が必要となります。
なお、市販されている芳香剤や消臭剤を使っても、消臭効果はほとんどありません。
死臭の除去には、特殊清掃を請け負っている業者による消臭機器を用いるのがいいとされています。
ハエやウジが発生する
腐乱死体が放置された部屋には大量のハエやウジが発生します。
無数のハエが飛び回っていると警察や業者が作業のために出入りすることで、ハエが外部に出てしまいます。
そうなれば、ますます近隣住民への精神的負担が大きくなってしまう為、害虫駆除から始めなくてはならないケースがあります。
このように害虫駆除から処置しなくてはいけない理由として、遺体から発生したハエやウジは、
遺体の中に存在していた病原菌を取り込んでいる危険性があるためです。
これらの害虫を駆除しておかないと、近隣住民が感染症にかかってしまう可能性があるため、
室内の害虫は徹底的に駆除することが必要となります。
リフォームの必要がある
遺体から流れ出た体液が床や畳に染み込むと、それ自体に強烈な死臭がこびりつき、見た目にも大きな影響を残します。
こうなってしまうと、個人の力ではどうすることもできません。
床や畳、壁紙そのものを交換することで、体液によるシミを除去し、死臭を完全に取り除くように処置を施す必要があります。
また、腐敗した遺体を放置してしまった期間が長いほど、床に体液が染みこんでしまい、床材の腐敗につながってしまいます。
最終的には階下の天井から体液が垂れてくるという事態もあるのです。
人の死は避けられないものであり、孤独死は私たちの社会が抱える問題です。
孤独死された方の遺体になるべく早く気が付き、適切な処置を施さなければなりません。
それと同時に、死臭や体液による腐食被害も抑えていかなくてはなりません。
死臭の消臭はお任せください!
孤独死した遺体は警察が運び出してくれますが、腐敗した遺体によって発生した死臭などの処理はしません。
死臭を元から取り除く為には、体液が染み込んでしまった床材や壁紙を剝がしたり、交換したりする作業が必要となります。
臭いのついた家具や家電などの運び出しや処理も臭いを取ることにつながるため大掛かりな作業になりますが臭いの根絶には、
必要不可欠な大切なことになります。
大がかりな作業となるとどうしても費用が気になってしまいますよね。
以下のURLにて費用に関してまとめた記事があります。
まとめ
高齢化社会の到来や新型ウイルスの影響によって、高齢者の孤独死は今後も増え続けていくと考えられています。
また、新型ウイルスの影響により人付き合いが疎遠になったり、仕事の廃業や会社の倒産などによって現役世代の自殺者数も増え続けています。
孤独死によって遺体が放置されることがないよう、近隣の人とはなるべくコミュニケーションをとって頂きたいと思います。
もしも隣の部屋から異臭が漂ってくる場合は、すぐにでも大家さんへ連絡するようにしてください。
これまで述べた通り、遺体を放置していてもよいことはひとつもありません。
もし孤独死した遺体を発見したら、すぐに警察に連絡をとるようにしましょう。
また、遺体が放置されることで発生する死臭は、市販されている消臭剤ではどうにもならないほど強烈な臭いとなっています。
害虫が大量発生することで衛生面も著しく悪化するため、必ず特殊清掃業者に依頼して頂き消臭や除菌を行うようにしてください。
私たちファーストクリーニングは、多数の特殊清掃実績、消臭実績があります。
以上のような状態でお困りの場合はお力添えさせていただきますので、一度ご相談ください。
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新型コロナウイルス消毒作業対応エリアは(関東地域・関西地域・東海地域)です。
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